ピエール・ジャンヌレ、その来歴
1950年代初頭からル・コルビュジエが中心となって計画・実現したユートピア、インド・チャンディガール都市計画。その建築群のために、コルビュジエの重要なパートナーであったピエール・ジャンヌレと現地の職人によって製作された一連の家具の展覧会を行います。
1990年代頃から老朽化により廃棄され続けたチャンディガールの家具が、近年世界中のオークションハウスで記録的な高値で取引される事実裏、オリジナル品に見せかけた精巧な模造品や、粗悪で商業的なリプロダクトが昨今市場を賑わしています。
この展覧会は、インドの工房Phantom Hands社の高い技術の手仕事で再生産された現代の作品と、当時現地で使われていたオリジナル品との同時展示、ヴィンテージ品が市場に出回る以前の修復前の状態の椅子の展示などを通して、チャンディガールの家具が辿ってきた複雑な歴史を遡る展示内容となります。
そして、当時のままの製作方法で現代に再現し、遺族の意思を受け継いだ研究プロジェクトを通して、ピエール・ジャンヌレの仕事を正しく継承し続けるインドの工房「ファントム・ハンズ」社についてご紹介致します。
場所:FILT.
愛知県岡崎市連尺通3-18 一隆堂ビル3F
時間:11時-18時
期間:4月11日(土)-4月19日(日) 【トークショー】
継承されるジャンヌレの仕事
4月11日(土)18:30スタート
※要予約
/スピーカー
中里 恭宏(イニシャルジャパン)
沖田桂(五割一分)
/ナビゲーター
反端祐樹(FILT.)
ご予約はメールにて。
contact.filt@gmail.com
代表者お名前/参加人数/連絡先をご記載ください。
PHOTO:Martien Mulder